福井・三方へ 福井県年縞博物館 うな丼
約4ヶ月超にわたって綴ってまいりました、2020年2泊3日の長崎旅。
あと2回程で終焉を迎えそうですが、少しここで中断しまして、・・・
福井市内の桜は5分咲きぐらいですが、三方、敦賀の嶺南は咲き始めとのこと。
今日3月27日は全国的に春の嵐が吹き荒れる予報でしたので、ポカポカ陽気に誘われて、ソーシャルディスタンスを保った純粋なお花見がてら、久しぶりのお出かけです。
まずは三方へ。
福井市から北陸自動車道で「敦賀IC」まで。「敦賀IC」からは舞鶴若狭自動車道で「若狭三方IC」まで、トータル1時間ちょっとのドライブです。
以前のブログでご紹介しましたが、・・・
三方に行くとなると、うなぎを外すわけにはいきません。
うなぎや 源与門(げんよもん)
源与門さんへは、約3年振りのご訪問。
最近お仕事頑張っていましたので、自分へご褒美ランチです。
お庭の桜がキレイに咲いていました。
うな丼(上)をいただきました!
関西風で、皮はパリッと香ばしく、身はふっくら。
美味しかった〜。
食後、お庭の桜をパシャパシャと。
さてさて、お次は、ず〜っと行ってみたかった福井県年縞博物館へ。
三方湖の畔、博物館のある縄文ロマンパークへ移動です。
縄文ロマンパーク
こちらが福井県年縞博物館。細長い建物です。
若狭三方縄文博物館
縄文ロマンパークの中心施設、 若狭三方縄文博物館。
平成12年(2000年)に開館し、昭和37年(1962年)に三方湖近くで発見された鳥浜貝塚の出土品などが展示されています。
丘のような建物ですが、土偶のお腹をイメージしたものみたいです。
少しパーク内をブラブラと。
さて、いざ年縞博物館へ。
福井県年縞博物館
平成30年(2018年)9月にオープンした福井県年縞博物館。
年縞(ねんこう)って、聞き慣れない言葉ですが、・・・
「長い年月の間に湖沼などに堆積した土などの層が描く、特徴的な縞模様の湖底堆積物」とのこと。
三方五湖のひとつ、水月湖(すいげつこ)は年縞が形成される環境としては理想的な湖で、平成5年(1993年)のボーリング調査で、水月湖の年縞が45m連続していることが発見されました。
博物館には、世界一の長さを誇る、水月湖から掘り出された約7万年分・45mの年縞がステンドグラスとして展示されています。
横に長〜い建物ですが、45m続く年縞をそのままスッポリ展示するためなんですね。
三重県鳥羽市の海の博物館などを手掛けられた建築家・内藤廣(ないとう ひろし)さんの設計です。
年縞の展示室は2階部分となりまして、その1階部分はピロティ。
ピロティ奥のエントランスから入館です。
1階の180°スクリーン・年縞シアターで、年縞の基礎知識をお勉強しまして、2階の展示室へ。
さすが45mの長さ! 圧巻ですね。
直近の年縞、2014年からスタートです。
1年に1層、約0.7mmの堆積物が積もって、45m・約7万年分。
上の写真の左側が2014年で、右側までで約5,000年分になります。
ボーリングによって異なる3ヶ所から採取された年縞が、上下3段に展示されています。
1年の欠けもないことから、水月湖年縞のデータを基に作成されたIntCal(イントカル)が、平成24年(2012年)、歴史の年代決定のための世界標準のものさしとして採用されています。
木材の天井と黒のトラスがキレイですね〜。
春から秋にかけて水中のプラントンなどの死骸が積もって黒い層を、秋から冬にかけて大陸からの黄砂や鉄分が積もって白い層をそれぞれ形成して、1年で黒と白一対の縞模様となるそうです。
約7万年前の年縞に辿り着きました。
年縞ギャラリーの反対側に回りまして、こちらは、水月湖年縞の解説、世界の年縞、はかりなどを展示するギャラリーとなっています。
文字通り、地球の歴史の厚みを感じました。
博物館を後にしまして、駐車場から山桜をパシャリ。
お次は、敦賀に向かいまして、お花見です。
今回はこの辺で。
ではでは。
1.うなぎや 源与門 2.縄文ロマンパーク 3.若狭三方縄文博物館
4.福井県年縞博物館