奈良へ - vol.7 - ならまち 吉田蚊帳 御霊神社
寒い日が続いていましたが、この土日は全国的に暖かくなるみたいですね。
ちょっとお出かけしてみようかな。
さてさて、9月末の奈良日帰りぶらり旅、前回の続きです。
奈良ホテルを後にしまして、お次はならまちへ。
ならまち
行政の地名として奈良町という場所はありませんが、ユネスコ・世界遺産「古都奈良の文化財」の1つとして登録される元興寺の旧境内を中心としたエリアがならまちと呼ばれます。
江戸時代末から明治時代にかけての町家が多く残っていて、古い街並みがとっても良い感じです。
町家をリノベーションしたオシャレなカフェ・雑貨屋さん、年季の入った飲み屋さんと、楽しい被写体がいっぱい。
吉田蚊帳
大正10年(1921年)から、ならまちで蚊帳の製造販売を営む吉田蚊帳さん。
奈良は古くから麻織物の産地として知られ、ピーク時には、ならまちには蚊帳を扱うお店が約100軒あったそうですが、今ではこちら吉田蚊帳さんだけになってしまったそうです。
蚊帳を素材とした布巾(ならまちふきん)、暖簾、ランチョンマット、コースターなどなど、豊富な商品を展開しておられます。
わたしも小さい頃に、おばあちゃんの家で蚊帳の中で寝たことがあって、蚊帳をくぐって出たり入ったりと、はしゃぎまわった思い出が薄っすら残っています。懐かしいなぁ〜。
吉田家住宅
吉田蚊帳さんの店舗に隣接するこちらは、母屋の吉田家住宅。
昭和7年(1932年)に建築された木造平屋一部2階建ての建物で、国の登録有形文化財に指定されています。
暖簾の風合いが渋いっす。
再び、辺りをブラブラと。
マンホールのふたにも、鹿さんが。
砂糖傳増尾商店本店
こちらは、安政元年(1854年)創業の砂糖商・砂糖傳増尾商店本店。
金平糖、和三盆、ハチミツなどなど、甘〜い良い香り。
めちゃカワイイ金平糖。
さてさて、30歳・独身女の娘の行く末を案ずる母に連れられて、縁結びのパワースポットであります御霊神社・出世稲荷神社へ。
御霊神社
naramachigoryojinja.amebaownd.com
延暦19年(800年)、桓武天皇の勅願により創建された御霊神社(ごりょうじんじゃ)。
井上皇后(いがみこうごう)、他戸親王(おさべしんのう)をはじめ、九神がお祀りされています。
足止めの狛犬
足元に紅白の紐がいっぱい結ばれた狛犬。
江戸時代から伝えられる願掛けで、「家を出ていかないように、また家に戻って来てほしい」という願いから始まったみたい。
今では、「ずっと恋人と一緒にいられますように」というお祈りも込められるようになったそうですよ。
さて、縁結びの神様へのお願いです。
昭和27年(1952年)、京都・千本旧二条にあった出世稲荷神社(現在は京都・大原にあります)から分霊を受け、お祀りされたそうです。
良いご縁がありますように、よろしくお願いいたします(真剣)。
今回はこの辺で。
次回、引き続きならまちをブラブラと。
ではでは。
1.奈良ホテル 2.吉田蚊帳・吉田家住宅 3.砂糖傳増尾商店本店
4.御霊神社・出世稲荷神社