大阪・レトロビルめぐり - vol.2 - 船場ビルディング 生駒ビルヂング 大阪瓦斯ビルヂング
こちら福井は、朝・晩とめっきり肌寒く、ホットコーヒーが恋しい季節となりました。
そんなこんなで、セブンイレブンの赤の誘惑・グアテマラブレンドにどハマリしている今日このごろです。
さてさて、昨年10月の大阪・レトロビルめぐり、前回の続きです。
本町から北浜あたりをブラブラと、レトロビルをスナップ。
綿業会館
綿業会館を後にしまして、2ブロック北へ。
船場ビルディング
関西大阪市にあるレトロモダンなテナント・賃貸オフィス「船場ビルディング」
お次は、船場ビルディングです。
地上5階・地下1階建てで、住宅とオフィスビルが複合した、建設当時ではとっても斬新な造りとなっています。
現在も、賃貸オフィスビルとして現役で使用されていて、国の登録有形文化財に指定。
タイル張りの外観は、いたってシンプルなのですが、特徴的なのはその内部!
なのですが、・・・
訪れたのは日曜日。
テナントもお休みされているみたいで、正面のエントランスドアは施錠されています。。。
ドアのガラス越しに1枚パシャリとさせていただきましたが、写真手前には木製レンガのスロープ、そして奥の吹き抜けが見えるでしょうか?
建物内部の中央に、細長〜いパティオ風の中庭が設けられていて、吹き抜けになっています。
中庭の周囲をぐるりと回廊が巡り、回廊に沿って各オフィススペースが配置されています。
内部を詳しく見ることはできませんでしたが、HPによれば、事前にお願いすれば見学させていただけるようなので、またいつか再チャレンジしたいと思います。
(またもや事前リサーチ不足!ちゃんと情報収集しないとね。。。)
お次は、少し東に移動し、堺筋へ。
生駒ビルヂング
北浜駅が最寄りとなります。
生駒ビルヂングは、昭和5年(1930年)、生駒時計店の本社ビルとして竣工。
帝国奈良博物館(現在の奈良国立博物館)などを手がけた宗兵蔵(そう ひょうぞう)さんの設計で、こちらも国の登録有形文化財に指定されています。
建物のこちら側は、屋上に時計台、時計台の下には振り子をイメージした出窓・丸窓が配置され、全体で振り子時計のデザインとなっています。何とも言えずかわいい雰囲気。
7ヶ所に鷲の彫刻が施されていて、とってもカッコ良いです。
写真では分かりにくいかもしれませんが、縦縞模様のスクラッチタイルの壁面も特徴的。
これぞアール・デコといった感じのデザインですね。
生駒ビルヂングから西に移動し、御堂筋へ。
OSAKA GAS Building Story/新リーフレット「ガスビル食堂物語」/ガスビル食堂物語/大阪ガス
昭和8年(1933年)、建築家・安井武雄さんの設計により、大阪瓦斯株式会社(現在の大阪ガス株式会社)本社ビルとして、現在の南館が竣工。
(安井武雄さんは、東京・日本橋野村ビルディングや、以前ブログでご紹介しましたが、大阪・高麗橋野村ビルディングなども手がけられています。)
建設当時には、本社事務所だけではなく、ガス器具展示場、講演場、美容室、食堂など、一般市民が自由に利用できるスペースを備え、「ガスビル」の愛称で親しまれていたそうです。
鉄骨鉄筋コンクリート造りで、地上8階・地下2階建て。
平成15年(2003年)、国の登録有形文化財に指定されています。
コーナーのカーブの曲線が堪らなく良いですね〜。
以上、大阪・レトロビルめぐりでありました。
また機会があれば、レトロビルをご紹介できればと思いますので、よろしくお付き合いのほど。
今回はこの辺で。
ではでは。
何か新しいことを始めようかなと、ブログ村に参加してみることに。
世界が広がるでしょうか?