旅とカメラとわたしと。

カメラといっしょに旅へ。気ままに更新!

尾道へ - vol.2 - 浄土寺

 

こちら福井は、朝からど〜んよりとしたくもり空。。。

昨日は久しぶりの休日出勤だったので、今日は一日お家での〜んびり過ごそうと思います。

 

さてさて、2019年9月の広島県鞆の浦尾道の港町めぐりの旅、前回の続きです。

 

DSCF1699

旅の2日目は、尾道

尾道駅をスタートして、尾道水道をパシャパシャとスナップしながら東へテクテクと。

浄土寺にやって来ました。

 

DSCF1701

 

DSCF1702

 

DSCF1703

浄土寺に続く参道は、山陽本線の線路をくぐる形。

 

DSCF1704

坂の街・尾道。早速、石階段の洗礼です。

前日、鞆の浦を歩き回って、足腰の筋肉痛が少し残っていますが、・・・

 

DSCF1707

 

頑張って坂道を上がった先には、良い景色のご褒美が。

DSCF1708

 

DSCF1710

 

浄土寺の白壁塀と石畳と線路と尾道水道

いやぁ〜贅沢な眺めです。

 

DSCF1709

 

浄土寺

山門

DSCF1711

www.ermjp.com

 

推古天皇24年(616年)、聖徳太子によって創建されたと伝えられる浄土寺

真言宗泉涌寺派大本山の古刹で、山号転法輪山(てんぽうりんざん)

山門は、南北朝時代に再建されたもので、国の重要文化財に指定されています。

 

DSCF1712

ご本尊の十一面観世音菩薩と記された提灯が掛かっています。

国の重要文化財に指定される木造の十一面観世音菩薩像が納められていますが、秘仏で一般公開されていませんので、ご注意を。

 

さて、山門をくぐって境内へ。

 

本堂

DSCF1734

国宝の浄土寺本堂

浄土寺は、鎌倉時代の正中2年(1325年)に焼失してしまい、現存の建築物はそれ以降に尾道の人たちによって再建されたものです。

こちらの本堂も、鎌倉時代・嘉暦2年(1327年)に沙弥道蓮(しゃみどうれん)比丘尼道性(びくにどうしょう)の発願によって再建。

 

平成6年(1994年)、本堂は国宝に指定されていますが、「建造物と一体をなしてその価値を形成している土地その他の物件」(文化財保護法第2条)として、浄土寺の境内一帯が国宝に指定されていて、国宝の寺と呼ばれるそうですよ。

ちなみに、建物だけじゃなく、境内の敷地も国宝に指定されているのは、京都・清水寺と、ここ浄土寺の2か所だけなんですって!

 

阿弥陀堂

DSCF1719

南北朝時代・貞和元年(1345年)に再建された阿弥陀堂

国の重要文化財指定で、ご本尊は阿弥陀如来坐像。

 

DSCF1716

境内には、ハトがいっぱい!

一時都を追われた足利尊氏が、白い鳩に導かれて浄土寺を参拝して、九州平定や湊川の戦いの戦勝祈願をしたという白鳩伝説が残っています。

 

DSCF1714

白鳩の絵馬がかわいいですね〜。

NHKブラタモリで紹介されていましたが、伝書鳩による情報伝達が禁止されていた江戸時代、大坂の米相場情報を求める尾道の商人が「お寺にいる鳩だったら怪しまれないだろう」と考えて、浄土寺伝書鳩がコッソリ飼育されていたのではとのこと。

 

多宝塔

DSCF1720

こちらも国宝の多宝塔。嘉暦3年(1328年)の建立です。

ちなみに、国宝に指定される多宝塔は、高野山金剛三昧院(和歌山県石山寺滋賀県慈眼院(大阪府長保寺(和歌山県根来寺和歌山県、そして浄土寺6塔しかなく、とっても貴重なもの。

 

DSCF1724

 

DSCF1726

 

DSCF1722

上の写真、多宝塔の左に見える石階段。

階段を上がって、より眺めの良い景色を。

 

DSCF1727

 

DSCF1730

多宝塔と尾道水道の眺め。

多宝塔の美しいシルエットと相俟って、ウットリしちゃいます。

 

DSCF1732

 

DSCF1721

 

DSCF1735

 

今回はこの辺で。

次回、尾道めぐり続きます。

 

ではでは。

 

1.浄土寺・山門 2.浄土寺・本堂 3.浄土寺阿弥陀堂 4.浄土寺・多宝塔