旅とカメラとわたしと。

カメラといっしょに旅へ。気ままに更新!

北九州へ - vol.2 - 門司港レトロ 焼きカレー

 

GWも後半に突入しましたが、お天気の良い外を眺めながらお家で過ごす日々。

昨年のGWは、実家の大阪に帰省して、美味しいものを食べて、京都にもふらっとお出かけしてと、楽しかったなぁ〜。

 

自粛生活、ちと長引きそうですが、ガイドブックやGoogle Mapでのリサーチを楽しんでおり、旅のしおりがたくさんできました。

当たり前に旅ができる日が待ち遠しいです。。。

 

 

さてさて、2019年3月、1泊2日の北九州市の旅、前回の続きです。 

 

P3300025

 

門司港駅に到着すると、時間はもうお昼時。まずはランチであります。

小倉駅かしわうどんをガマンして、門司港で食べたかったものとは・・・・、

 

門司港名物の焼きカレー 

明治時代から海外との貿易港として栄えた門司港

洋食屋さんが多く立ち並びますが、焼きカレーは、昭和30年代、ある喫茶店が余ったカレーをグラタンみたいにオーブンで焼いたみたところから誕生したそうです。

 

お店選びで迷いましたが、門司港駅のすぐ近く王様のたまごさんへ。

 

P3300040

 

王様のたまご 

P1020662

tabelog.com

王様のたまごさんは、トロトロ半熟たまごのオムライスも人気みたいですが、自身お初の焼きカレーをオーダーです。

 

グリルチキンのせ焼きカレー

P1020660

カレーは辛さ控えめで、とっても優しい口当たり。

とろ〜りチーズの下には、半熟たまごが隠れています。

カレーライスグラタンの夢のドッキング!っていう感じですね。

カレーうどんも大好物ですが、やっぱりカレーは最強です。

 

 

さて、お腹もすっかりパンパンになったところで、ガイドマップを手に、門司港レトロの散策スタートです。

 

f:id:shinobu-natsume:20200429085904j:plain

http://www.mojiko.info/pdf/guidemap.pdf

 

明治22年(1889年)、国の特別輸出港(物品を米・麦・麦粉・石炭・硫黄に限定した輸出港)に指定されて以降、商社・開運会社・金融機関の支店が数多く進出し、貿易港として発展した門司港

大正時代には、横浜神戸とともに日本三大港の一つに数えられ、国際貿易の重要な拠点となっていたそうです。

 

港周辺には、当時の面影を残すレトロな建築物が多く立ち並び、平成7年(1995年)、観光スポット・門司港レトロとしてグランドオープン。

平成10年(1998年)には都市景観100選国土交通省に選定、また、土木学会デザイン賞2001を受賞しています。

 

門司港駅をスタート地点に散策開始ですが、駅周辺に建築物、見どころが目白押しです。 

 

バナナの叩き売り発祥の地碑

P3300037

門司港発祥「バナナの叩き売り」 - 北九州市

明治後期、門司港で輸入された台湾バナナの叩き売りが始まります。

実際のバナナの叩き売りを見たことはありませんが、今でも門司港名物の伝統芸能として、お祭りなどのイベントで威勢のいい口上を聞くことができるみたい。

 

三井物産門司支店(旧JR九州本社ビル)

P3300061

構成文化財:旧JR九州本社ビル | 日本遺産 関門ノスタルジック海峡

昭和11年(1936年)、三井物産の3代目・門司支店として竣工。

戦後は、旧国鉄に売却され、平成13年(2001年)までJR九州本社ビルとして使われていました。

設計は、福岡出身で米国・コーネル大学に学んだ建築家・松田軍平さん

 

P3300059

高い建物だなぁ〜と感じましたが、各階の天井高がゆったりとってあるんですね。

 

門司郵船ビル(旧日本郵船門司支店)

P1020672

構成文化財:門司郵船ビル(日本郵船門司支店) | 日本遺産 関門ノスタルジック海峡

道を挟んで門司港駅の正面に構える門司郵船ビル

 

P3300065

日本郵船門司支店として、昭和2年(1927年)に竣工。

米国式のオフィスビルで、エレベーター、水洗トイレなど、当時の最新設備を備えていたそうです。

 

P3300041

 

続いては、お隣の旧門司三井倶楽部ですが、・・・・

P3300038

訪れたのは3月30日。

桜が咲いていますが、この日は今にも雨が降ってきそうな曇り空。

少し肌寒く、コートを着てくれば良かったな〜、とちょっぴり後悔。

 

旧門司三井倶楽部

P3300050

旧門司三井倶楽部-観光スポット/門司港レトロインフォメーション

構成文化財:旧門司三井倶楽部(本館、附属屋) | 日本遺産 関門ノスタルジック海峡

 

P3300047

大正10年(1921年)、三井物産門司支店が山手の谷町に建設した旧門司三井倶楽部

接客施設を備えた迎賓館・社交クラブですね。

設計は、旧三井物産門司支店を手がけた松田軍平さんの兄・松田昌平さん

柱・梁が外側にむき出しになって、その間の外壁を漆喰・レンガなどで埋めるハーフティンバー様式というヨーロッパの木造建築工法が採られています。

 

大正11年(1922年)、講演のため来日した相対性理論アルベルト・アインシュタイン博士が夫婦で宿泊されたことでも知られ、平成2年(1990年)、国の重要文化財に指定されています。

 

P3300045

 

P3300052

平成2年(1990年)、北九州市に建物が譲渡され、山手の谷町から、現在の門司港駅前に移築されました。

これによって、兄・松田昌平さん設計の旧門司三井倶楽部と、弟・松田軍平さん設計の三井物産門司支店が一本の道を挟んで向き合う形となりました。

巡り合わせって不思議ですね。

 

P3300053

 

P3300057

表面に凹凸のあるモルタル壁は、ドイツ壁の特徴みたいです。

 

P3300056

 

今回はこの辺で。

次回、門司港レトロめぐり続きます。

 

ではでは。

 

1.門司港駅 2.王様のたまご 3.バナナの叩き売り発祥の地碑

4.旧三井物産門司支店(旧JR九州本社ビル) 5.門司郵船ビル

6.旧門司三井倶楽部